日本人選手“受難の年”を表す現象? 21年ぶりに「規定到達」ゼロの可能性
野茂氏のデビュー以来、日本人選手の「規定到達者」がゼロだった年はない
鉄人ぶりを発揮したイチロー外野手も2年連続の規定打席未満となることが確実。4番手の外野手としてマーリンズに加入した今季は、故障者続出で予想以上の出場機会を手にしているものの、22日のフィリーズ戦(2-6の敗戦)は出番なしに終わり、現時点で413打席となっている。
パイオニアの野茂英雄氏が1995年にドジャースに加入してから、別表の通り、日本人選手が規定投球回と規定打席のどちらかに1人も到達しなかった年はない。実に21年ぶりに日本人選手の名前が防御率や打率のランキングに残らない年となってしまうかもしれない。
歴史は途切れてしまうのか。「オール規定未満」は、日本人選手にとって受難のシーズンだったということを表す現象となりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count