イチロー途中出場で右前打、サヨナラ勝ちに貢献 歴代33位ボンズまで「1」
延長10回に右前打&同点ホーム踏む
マーリンズのイチロー外野手が23日(日本時間24日)、本拠地でのフィリーズ戦に途中出場し、3試合ぶりにヒットを放った。1点を追う延長10回の先頭で右前打を放ち、その後、同点のホームを踏んだ。マーリンズは11回に4-3でサヨナラ勝ち。連敗を4で止めた。
この日、ベンチスタートとなったイチローは2-1と1点リードで迎えた8回から左翼の守備に就いた。同点とされた8回裏に先頭で初打席を迎えたがファーストゴロに。
しかし、2-3と勝ち越された延長10回裏、先頭で打席に立つと、相手6番手の右腕ジャイルズからライト前ヒットを放ち出塁。その後、ゴードンのバント安打で二塁へ進むと、D・ソラーノの送りバントを相手捕手が三塁へ悪送球。その間にイチローは一気に生還し、同点のホームを踏んだ。
さらに3-3で迎えた11回2死一塁では四球を選んで出塁。一、二塁とチャンスを広げると続くゴードンが決勝の二塁打を放って、サヨナラ勝ちを収めた。
イチローは18日のナショナルズ戦のヒットを最後に2試合連続無安打が続き、前日22日のフィリーズ戦は欠場。この日もベンチスタートだったが、途中出場で11打席ぶりのヒットを放った。これが今季90安打目で、メジャー通算2934安打。通算安打で歴代33位のバリー・ボンズの2935本にも残り「1」とした。
この日は2打数1安打1四球1得点で打率.238となっている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count