日ハム斎藤は6回4失点で2連勝ならず 「『勝てるピッチャー』になれないな」
CS初登板初先発へ向けてアピールならず「やっぱり6回を投げきれないと…」
日本ハムの斎藤佑樹投手が25日のオリックス戦(京セラドーム大阪)で先発したが、今季2勝目はならなかった。最速142キロの直球、フォークで攻めたものの、6回5安打4失点だった。
立ち上がりは上々だった。初回1死から駿太を四球で歩かせたものの、続く糸井の打席で華麗な牽制球で一塁牽制アウトに。2回は3者凡退。3回は先頭・安達を四球で出したが、小島、若月を2者連続三振に仕留めるななど3回まで無安打無失点と好投した。
だが、打線が一巡した4回以降は中軸に苦しんだ。4回は先頭・駿太の右前安打、糸井の四球などで1死二、三塁とされ、小谷野の右犠飛で同点に。続くT-岡田に勝ち越しの左前適時打を許した。
6回は糸井、中島の連打で招いた1死二、三塁のピンチで小谷野に中犠飛。続く2死二塁ではT-岡田の左前適時打でリードを3点差に広げられた。
この回を投げきったところで降板。6回97球を投げ、5奪三振3四球、5安打4失点だった。初勝利を挙げた16日のロッテ戦に続き2連勝とはならず。CS初登板初先発へ向け、アピールとはならなかった。
斎藤は降板後、「ここ最近調子が良かっただけに、4回糸井さんへのフォアボールがもったいなかったですね。ピンチで打たれたのも悔しいですし、やっぱり6回を投げきれないと『勝てるピッチャー』には、なれないなとすごく思いました。粘ることが出来なくて残念です」とコメントした。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count