阪神・能見、4位広島を引き離す11勝目 「優勝も消えたわけではない」
7回無失点の好投、首位に4・5ゲーム差も「目の前の試合を勝っていく」
阪神・能見篤史投手が25日、適地での広島戦に先発し、7回無失点の好投で11勝目(12敗)を挙げた。チームはこれで4位広島とのゲーム差を3・5に広げ、CS進出へ大きく前進。2位巨人には2・5ゲームに差を縮めた。
「まずは自分のピッチングすることと、今日はしっかり最初から飛ばしていいこうと思っていた」
7回無失点。広島打線を寄せ付けなかった左腕は「序盤に(点を)取ってもらえるとこっちのペースにもなりますしね、福留さんもそうですけど、マートンも打ってくれてありがたかった」と、序盤3回で3得点を奪った打線に感謝した。
「手応えはなかったですし、結局ボールも高くなりましたし、うーん…、まぁ逃げることだけはしないように心がけました」
好投も、7回に2死満塁のピンチを背負った場面を課題として挙げた36歳。
「出来ることは限られてますし、優勝も消えたわけではない」と、まだわずかに可能性が残されるリーグ制覇への意欲を口にすると、「とりあえず目の前の試合を勝っていくしか出来ないので、それに向けてがんばりたい」。残り6試合の一戦必勝を誓っていた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count