4連勝も…巨人に忍び寄る見えない数字 ヤクルトの“隠れマジック”は「5」に
粘りを見せてヤクルトのマジック点灯を阻止している巨人だが…
9月26日からセ・リーグの天王山、巨人-ヤクルト2連戦(午後2時開始)が東京ドームで行われる。巨人の先発はドラフト3位ルーキーの高木勇人投手、ヤクルトは石山泰稚投手と発表された。翌27日は巨人が菅野智之投手、ヤクルトは石川雅親投手の両エースがともに中4日で先発予定。負けられない一戦に挑む。
巨人は残り6試合で、ヤクルトは7試合。うち3試合が直接対決。10月4日の最終戦のGS決戦まで目が離せない戦いになる。ヤクルトが26日に勝てば、ついに優勝へのマジックナンバー「3」、引き分けでも「4」が点灯する。巨人もヤクルトも4連勝中で、ゲーム差は2のまま。何とか巨人が粘り、ヤクルトのマジックナンバー点灯を阻止している。
しかし、マジックナンバーが点灯しなくてもヤクルトが有利であることは変わらない。ヤクルトには“隠れマジック”の「5」が存在している。
隠れているのに存在している、というのは矛盾しているが、ヤクルトが5勝、もしくは巨人が5敗すれば優勝が決まることを示す。ヤクルトのマジックナンバーは巨人の自力優勝が消えた時点で点灯するもの。まだ巨人が直接対決も含め6戦全勝し、ヤクルトが残りの7試合で巨人に3敗、他で4勝となった場合、巨人が優勝となるため、自力優勝が残っている。そのためマジックはまだ点灯していない。