DeNA、浅尾から土壇場2発で最下位脱出 サヨナラ弾バル「ど真ん中に来た」
筒香、自己最多タイ22号が同点弾 「打った瞬間行くかなと思いました」
DeNAは26日、横浜での中日戦に3-2でサヨナラ勝利を収め、最下位を脱出した。1点ビハインドの9回に筒香嘉智外野手、アーロム・バルディリス内野手の2発のソロで、中日浅尾を打ち崩した。
1点ビハインドの9回無死、昨年の自己最多に並ぶ22本目のホームランを右翼席に運んだ筒香は「打った瞬間行くかなと思いました」と、お立ち台で同点の一発を振り返った。これで中日・浅尾から同点に追いつくと、さらに助っ人がその勢いに続いた。
「強くスイングをしようと思って打席に入りました。ど真ん中に来たボールだったのでスタンドに届きました。勝ちにつながるホームランが打てて、勝利できて嬉しいと思っています」
バルディリスが1死から浅尾の変化球を捉えた打球は、左中間スタンドへ届く13号アーチに。サヨナラの一発でチームを最下位脱出に導いた。
お立ち台でバルディリスは「今までみなさんに応援してくださって本当に嬉しく思っています。残り試合少ないですが、全力で戦いたい」と、CS進出が消滅しながらもシーズン終盤までスタンドに詰め掛けるファンに感謝の言葉を述べた。
筒香も「最後までやることは変わらない。全力で最後まで頑張ります!」と青く染まったスタンドの歓声に応えた。オールスター前は首位ターンも、この試合の前までは最下位。屈辱的なシーズンを送るDeNAだが、一つでも上の順位でペナントレースを終えたいところだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count