燕・石川、13勝目&Vへの思い込め決勝打 「気持ちが打たせてくれた」
7回からピンチの連続も、救援陣に信頼感「うちの勝ちパターン」
ヤクルトの石川雅規投手が27日、巨人との首位攻防第2ラウンドで先発し、5回に自らを援護する先制タイムリーを放った。チームは天王山を2-1で制し、2位巨人とのゲーム差を再び「2」に広げた。この勝利で優勝マジック「3」が点灯。2001年オフ入団の左腕はヒーローインタビューで自身初Vへの思いを語った。
5回まで3安打1失点と好投し、13勝目の権利を持って降板。7回以降は3イニング全てでリリーフ陣が2人以上ランナーを背負う苦しい展開となったが、救援陣を信頼して見守った。「うちの勝ちパターンですし、本当の信頼があるピッチャーなので大丈夫だろうと思って見ていました」。チーム一丸でつかんだ13勝目(9敗)に「うれしいです。それだけです」と喜びをかみ締めた。
0-0の5回には巨人菅野からライト前へ決勝タイムリー。1死二、三塁からボールゾーンのスライダーを上手く捉えた打球は、セカンドの頭上を越えていった。