燕・石川、13勝目&Vへの思い込め決勝打 「気持ちが打たせてくれた」
優勝M点灯も「一戦一戦戦う気持ちは変わらない」
ヤクルトの顔とも言える左腕は2001年オフの入団。チームが最後にリーグ制覇を成し遂げた直後の入団で、これまで優勝を経験していないだけにVへの想いは人一倍強い。35歳の優勝にかける執念が乗り移った一打だった。
「ダメ元で来た球をミートすることを心がけましたけど、たまたまです。気持ちでバットに当たってくれたかなと思います」と振り返る石川は、「(優勝への)気持ちが打たせてくれた」とも語った。
負ければゲーム差なしに迫られる一戦を制し、優勝マジックは「3」が点灯。それでも、「マジックがつきましたけど、一戦一戦戦う気持ちは変わらない」と気を引き締めた石川。チームにとって14年ぶり、ベテラン左腕にとって初となるリーグ制覇がいよいよ目の前に近づいてきた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count