広島・田中はダメ押し打も、最終回の失策を反省 「最後しっかりと…」
1点リードの8回、福原からダメ押し2点三塁打 「絶対かえそうと思っていました」
広島の田中広輔内野手が27日、クライマックス・シリーズ(CS)出場をかけ負けられない3位阪神との一戦で、ダメ押しとなる2点タイムリー三塁打を放った。5-2と競り勝ったチームはCS進出へゲーム差を1・5に縮め、本拠地マツダスタジアムのお立ち台に田中が姿を見せた。
「みんながつないでくれたので絶対かえそうと思っていました」
1点リードで迎えた8回1死一、三塁。阪神・福原からライト線へダメ押しとなる2点タイムリー三塁打を放った左打者は、打席での心境を明かした。
「打撃はよくなってきている」と、4試合連続安打となった自身の打撃に手応えを示したが、「やっぱり最後しっかりと守りたかったです」。本来守備力に定評がある2年目内野手は、最終回に犯した失策について悔しさを口にした。
それでも、球団史上初の200万人の観客動員を突破したことについて問われると「毎回大きな声援ありがとうございます。とても力にになっています」と感謝の一言。
3位阪神との重要な3連戦は初戦を落としながらも、2勝1敗と勝ち越しに成功。残り6試合、負けられない戦いが続く。さらなる貢献が期待される田中は「これからは一戦も負けないようにがんばっていきます。応援よろしくお願いします」と赤く染まったスタンドに向けて逆転のCS進出を宣言していた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count