西武森本「ひちょりさんに回せ」の最終打席に涙 「もうちょっと野球が…」
「全力でプレーする」「野球を楽しむ」をキーワードに歩んだ17年間
西武の森本稀哲外野手が27日、本拠地西武プリンスドームで行われた楽天戦後の引退セレモニーで17年間のプロ野球人生に対する思いを語った。
「サッカー少年だった僕が、友達に誘われ、始めた野球。その野球にのめりこんで、25年の月日が経ちました。『全力でプレーする』『野球を楽しむ』。この2つをキーワードに、プロ17年間、今日まで走り続けてきました」
1998年のドラフト4位で日本ハムに入団。2000年に1軍デビューを果たすと、北海道移転後のチームではレギュラーを奪取し、ベストナイン1回、ゴールドグラブ3回を受賞。広い守備範囲と明るいキャラクターで、2006年にはチームを日本一に導き、北海道のファン、そして全国のプロ野球ファンから絶大な支持を得た。
DeNA、西武では不本意な成績に終わったが、これまで在籍した3球団に対して「ファイターズで12年、ベイスターズで3年、両チーム球団フロントのみなさん、チームスタッフの皆さん、チームメイトのみなさん、そしてファンのみなさん、本当にありがとうございました。そして、何より、ここ最後の2年間、プレーをさせていただいた、埼玉西武ライオンズ、チームの皆さん、このようなすばらしいセレモニーを最後に用意していただいて本当にありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。