【プレミア12】侍ジャパン最終メンバーを大胆推薦 打線の肝は「2番・柳田」!?【後編・野手】
“特別枠”で候補選手以外からも3人を選出、その顔ぶれは?
野球の上位12か国が出場する「プレミア12」が、11月8日に開幕する。今月10日には日本代表「侍ジャパン」のトップチーム候補選手45人が発表され、10月上旬には最終ロースター28人が選出される。
野手はトリプルスリー同時達成が確実な柳田悠岐(ソフトバンク)、山田哲人(ヤクルト)をはじめ、注目選手がそろった。逆に、候補メンバー入りしていない選手を推す声も多い。
現時点での最強侍ジャパンは、果たしてどのようなメンバーになるのか。そして、日本はどのように戦えば、第1回大会を制覇できるのか。ヤクルト、日本ハム、阪神、横浜と4球団で捕手として活躍した野球解説者の野口寿浩氏に「どうしても候補選手以外から入れたい選手が3人いる」という条件を入れた上で、野手の最終メンバーを予想してもらった。
投手に11人を選んだので、野手は17人と想定しています。まず、レギュラーを決めていきたいと思いますが、サードは僕の中では決まっています。松田(ソフトバンク)しかいません。セカンドは山田(ヤクルト)と菊池(広島)が重なるんですよね。でも、やはり今年の調子から考えると山田でしょうね。ファーストは難しいですけど、中田(日本ハム)か中村(西武)で、中田にしておきましょう。
候補メンバーを見ると、ショートは坂本(巨人)ありきという感じがしますが、国際大会の中ではどうしてもプレーが軽く感じてしまいます。実力のある選手なのですが……。なので、「どうしても候補以外から入れたい選手」の1人目は鳥谷(阪神)なんです。なぜ、今回は入っていないのか。年齢的なものなのでしょうか。
2013年の第3回WBCでの台湾戦の盗塁のようなことが、鳥谷には出来るんですよ。あれは他の選手にはできない。あと、国際大会では、ショートは本当に堅実にプレーしてくれる人がいいんです。今宮(ソフトバンク)もどちらかというと派手な守備をするタイプですよね。だから、鳥谷なんですよ。