米野球殿堂入り&WS3度制覇の名将が前田健に熱視線 「かなり印象的だった」
「打者とピッチャーで素晴らしいメジャーリーガーになれる選手がいた」
ダイヤモンドバックス編成部門の最高責任者を務めるトニー・ラルーサ氏が単独インタビューに応じ、近い将来、メジャーに挑戦する可能性のある広島の前田健太投手に高い評価を与えた。
メジャーの監督として計33年のキャリアを持ち、アスレチックスで1度、カージナルスで2度、計3度のワールドシリーズ優勝を達成。2014年には米国野球殿堂入りも果たした伝説の名将は2014年5月にDバックスのフロントに入った。
同氏は今年8月にデリック・ホール球団社長、同じく米国野球殿堂入りを果たして名投手ランディ・ジョンソン、01年のDバックスのワールドシリーズ制覇に貢献したルイス・ゴンザレス両社長付補佐とともに来日。被災地復興の慈善活動の一環として、宮城県石巻市で子供向けのベースボールクリニックを開催すると同時に、ヤフオクドーム、マツダスタジアム、QVCマリン、東京ドームで日本プロ野球のスカウティングを行った。
「日本は初訪問でした。感銘することが多くて勉強になりましたね。歴史や文化に触れ、歴史的な建造物なども見ることができました。そして、日本のベースボールもより深く知ることができました。
すでに日本人選手についての知識はありましたが、今回は監督、コーチの指導法の素晴らしさに気付きました。選手も基礎がしっかりとしている。野球ファンの熱意も印象的でしたね。球場の雰囲気を心から楽しめました」
こう語ったラルーサ氏は日本で出会ったタレントについても言及した。