10勝の広島黒田、CSへ運命の一戦で最終登板か 「常に重圧でマウンドに」
2ケタ勝利は「何も考えてない」、今季最終登板へ「常にチームのシーズンを左右する投球を」
日本球界では8年ぶり、メジャー時代から6年連続の2ケタ勝利。「先発投手として最低限の数字」と振られると「何も考えてないです」と言い切ったが、その表情にはかすかに笑みが浮かんだ。
ペナントレースは、あと1試合に先発する可能性が残されている。中5日でマウンドに上がる場合、10月4日の今季最終戦で、現在3位の阪神が相手となる。「チームが勝つピッチング、それしかないと思っています」と話す右腕は、CS進出チームが確定していなければ、運命の一戦を任されることになる。
「常にチームのシーズンを左右するピッチングをしないといけないと思ってますし、常にそういうプレッシャーでマウンドに上がってます」
その言葉には貫禄が漂う。逆転でのCS進出へ、40歳の右腕の力がまだまだ必要だ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count