川崎宗則、5試合ぶり先発で1四球 ブ軍は逆転勝ちでM2、30日にも地区優勝

2点差から8回に同点、9回に勝ち越し、22年ぶりVは目前

 ブルージェイズの川崎宗則内野手は28日(日本時間29日)、敵地でのオリオールズ戦に「9番・二塁」で先発出場し、1打数無安打1四球。8回に代打を送られて交代した。ア・リーグ東地区首位に立つチームは、7回まで2点のリードを許しながら、8回に同点に追いつくと、9回に勝ち越して4-3で勝利。2位ヤンキースが敗れたため、地区優勝へのマジックを「2」とした。

 ブルージェイズは2回、エンカーナシオンの36号ソロで先制するも、その裏に先発エストラーダがフラハティーに3ランを浴び、逆転を許す。

 川崎は3回先頭で中飛、6回は2死から四球を選んだものの、得点にはつながらない。試合も両チーム無得点で進んだ。

 8回、ブルージェイズは先頭のゴインズがレフトへのヒットで出塁。続く川崎には代打スモークが送られたが、捕ゴロに倒れた。しかし、その後、リベアのタイムリーで1点差とすると、バティスタのタイムリーで同点に追いついた。

 さらに、9回は1死二、三塁からスモークの一ゴロをデービスがバックホーム。しかし、三塁走者のポンペイが生還し、野選で決勝点が入った。デービスの送球が逸れ、ピラーも本塁を狙ったが、タッチアウトとなった。

 ブルージェイズはこのまま4-3で勝利。試合終盤での逆転で劣勢の試合をモノにした。2位ヤンキースはレッドソックスに敗れたため、マジックは「2」に。すでにプレーオフ進出は決まっているが、29日(同30日)にも22年ぶりの地区優勝が決まる。

 川崎は1打数無安打1四球で打率1割8分2厘となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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