松中退団…発表前の「引退報道」で混乱 球団が「間違いです」と火消し

一部メディアの引退報道に騒然、球団がツイッターで「引退ではありません」と否定

 ソフトバンクの松中信彦外野手が29日、記者会見を行い、19年間在籍したチームを今季限りで退団することを発表した。会見前には、「松中が今季限りでの引退を決断」との一部報道が出て、球団が公式ツイッターで否定するという混乱もあった。

 会見の約1時間前、一部メディアが衝撃的なニュースを伝えた。2004年に三冠王に輝いた松中が今季限りでの引退を決断したとの内容で、ネット上でも、野球ファンの話題は「松中引退」で持ち切りとなった。

 しかし、あるファンがソフトバンクの公式ツイッターに「@HAWKS_official 公式さん 松中選手の引退報道は本当ですか?」と投稿すると、球団は「間違いです。引退ではありません。」ときっぱりと否定。一部報道が大きな混乱を呼んだが、球団が騒動の火消しをする形となった。

 ただ、その後もツイッター上では引退報道と球団公式ツイッターの両方を見たファンが混乱の声を上げるなど、しばらく騒動が続いた。

 その後、球団は公式ツイッターで「本日、松中信彦選手は、10月2日をもってホークスを退団し、他球団での現役続行をめざすことを発表しました。松中選手『ファンの皆さんには感謝しかない。でも、自分はボロボロになるまで現役にこだわりたい。』」と本人のコメント入りで発表。ツイッター上では「え、松中の引退報道誤報だったの?」などとファンの複雑な声が上がっていた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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