広島、ヤクルトの胴上げ阻止! “天敵”館山攻略でCSに望みつなぐ4連勝
野村5回1失点で5勝目、丸同点ソロ&エルドレッド決勝2ラン、阪神と1・5差キープ
広島が29日の敵地ヤクルト戦で4-2と競り勝ち、クライマックスシリーズ(CS)出場に望みをつないだ。優勝に王手をかけた相手に先制されながらも、丸の19号ソロ、エルドレッドの18号2ランで逆転。今季2戦2敗だった相手先発館山を攻略し、4連勝を飾った。先発の野村は5回8安打1失点で5勝目(8敗)を挙げた。
3回、野村は1死から館山にセンターにヒットを浴びると、2死後に川端にもレフト前ヒットを許して一、二塁に。ここで山田にライト前にライト前に弾き返され、1点を先制される。
しかし5回、先頭の丸が館山からレフトへの19号ソロを放ち、同点。今季、館山に対しては2戦2敗、無得点に抑えられていたが、今季19イニング目で初得点を挙げた。
さらに1死後、松山が四球で塁に出ると、エルドレッドがレフトスタンド上段へ勝ち越しの18号2ランを放って逆転に成功。
6回からは継投に入り、ヒースが1イニングを無失点に抑えたものの、7回にマウンドに上がった大瀬良がピリッとせず、先頭の中村にライトへヒットを浴びると、1死後に上田に四球を与え、一、二塁に。ここで川端をファウルフライに打ち取ったが、山田にセンターへのタイムリーヒットを浴びて1点差に迫られる。
しかしその裏の攻撃で先頭の田中がレフトへヒットを放つと、2死二塁となった場面で野間が左中間を破るタイムリー三塁打。その後、2死満塁では代打・小窪が空振り三振に倒れたが再びリードを2点に広げた。
8回からは守護神・中崎を投入。2イニングを無失点で切り抜け、優勝にM1と迫ったヤクルトを破った。中崎は28セーブ目。4位の広島は背水から4連勝をマーク。この日、3位阪神がDeNAに勝利したためにゲーム差は1・5のままだが、逆転でのCS出場に向け粘り強く白星を重ねている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count