いよいよ始まる戦力外通告 昨年オフも多くのドラマ、今年復活した選手は?
10月1日より各球団が戦力外通告を実施、今年は堂上、八木らが復活
今年もこの時期をとうとう来てしまった。選手会の取り決めにより、10月1日に第1次の戦力外通告が各球団で行われる。
今年は5月に行われた日本野球機構(NPB)と選手会の事務折衝で12球団合同トライアウトは11月10日に静岡・県草薙総合運動場野球場で行うことが決まった。例年は2度、開催するが、今回は1度だけとなった。戦力外通告を受け、自由契約となった選手は「11・10」を目指して、それぞれが調整し、所属先を求めていく。
昨年はいくつものドラマがあった。横浜DeNAを戦力外となったかつての最多勝左腕・藤井秀悟投手の参加に注目が集まった。2度、トライアウトに参加したが、NPBの球団からのオファーはなく、巨人の打撃投手となった。BCリーグ・群馬のアレックス・ラミレス氏が視察したことも話題になった。今年と同じ開催地・草薙球場では約5000人もの観客が声援や拍手を送っていた。
約60人が参加したトライアウト。参加者の中で今年1軍で活躍した主な選手は中日を自由契約となった堂上剛裕外野手。巨人の育成契約を勝ち取り、シーズン前に支配下登録。今季58試合に出場し、満塁本塁打を含む3本塁打、打率2割6分8厘をマーク。スタメン出場もあったが、主に左の代打として出場している。