田中将大は乱調も…一発勝負のPO登板に不安なし 指揮官は「心配してない」
5回4失点で13勝目ならず「錆付いていた」
右太もも裏の張りで離脱していたヤンキースの田中将大投手は9月30日(日本時間1日)、本拠地でのレッドソックス戦で復帰したものの、5回5安打4失点の乱調で勝敗はつかなかった。初回に先制3ランを浴びたことが響き、レギュラーシーズン最終登板で昨季に並ぶ13勝目はならず。ヤンキースは延長11回の熱戦の末に5-6で敗れ、3連敗で球団通算1万勝とプレーオフ(PO)進出決定はお預けとなった。
6日(同7日)に行われるア・リーグのワイルドカードゲームでの登板が確実視される日本人右腕について、ジョー・ジラルディ監督は登板間隔が空いたことから「錆付いていた」としながらも、尻上がりに調子を上げた部分は好材料と評価した。地元紙「ジャーナル・ニュース」が報じている。
一発勝負のワイルドカードゲームで先発濃厚なエースは乱調だった。初回にショウに3ランを浴びると、1回だけで36回も投げた。5回4失点。記事によると、制球に苦しみ、球数もかさんだ田中について、指揮官は「彼は錆付いていた。自分には鈍っているように思えた。12日間投げずに、その間、あまり球数を投げていなかったピッチャーのように思えた」と語ったという。田中のマウンド勘の欠如はやむなし、という様子だった。