西武、秋山は新記録も…CS進出へ痛恨1敗 打線沈黙4安打、菊池が痛恨被弾

今季最終戦であまりにも痛い敗戦

 西武は1日、敵地でのオリックス戦に1-4で敗れた。初回に前日救援登板の岡本洋が2失点。7回には、連投となった菊池が糸井に痛恨の2ランを浴びた。前日に21安打16得点と爆発した打線も、秋山はシーズン安打を日本新記録の216本まで伸ばしたものの、オリックス投手陣の前に4安打と沈黙。9回に1点を返すのがやっとだった。試合前の時点で、5試合消化の少ない4位ロッテと0・5ゲーム差の3位につけていたが、クライマックスシリーズ(CS)進出へ向けて、今季最終戦で痛恨の黒星となった。

 西武は初回、シーズン安打記録の更新がかかる先頭の秋山が遊ゴロに倒れると、渡辺、栗山も倒れて3者凡退。すると、その裏に前日に中継ぎで登板した先発の岡本洋がつかまる。1死一、三塁からT-岡田の犠飛で先制され、続く小谷野にはライトへのタイムリーを浴びて2点目を奪われた。

 2回は先頭の中村が四球を選んだが、後続が凡退。3回は2死から秋山が空振り三振に倒れるなど3者凡退に終わると、4回も2イニング連続の3者凡退。バリントンからヒットを打つことが出来ない。

 5回、西武は2死から浅村が三塁へ内野安打。ようやく初ヒットが生まれたが、続く炭谷はセンターフライに倒れる。

 6回には、1死から秋山が打席へ。バリントンからサードへのゴロを転がすと、送球よりも一足早く一塁を駆け抜けた。内野安打で今季215安打目。マートンが2010年にマークした日本記録(214本)を更新した。

 続く渡辺は送りバントで2死二塁としたものの、栗山が二ゴロに倒れる。

 7回、西武は十亀が2死二塁とピンチを招く。ここで、前日に続いて先発投手の菊池を投入。しかし、糸井に右中間への特大の2ランを浴び、痛恨の追加点を奪われた。

 西武は9回に先頭の秋山がスリーベース。シーズン安打を216本に更新すると、続く渡辺のタイムリーで1点を返した。しかし、反撃もここまで。1-4で敗戦した。最終戦も勝ってロッテにプレッシャーをかけたいところだったが、痛恨の一敗となった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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