ロッテは涌井が14勝目でCSマジック「2」 4連勝で1か月ぶり3位浮上
西武が今季最終戦に敗れ、ロッテのCS進出条件は「2勝3敗」以上
ロッテが1日、札幌ドームでの日本ハム戦に10-2で勝利し、9月3日以来の3位に浮上した。先発した涌井が7回1失点の好投を見せて14勝目。打線は1点ビハインドの4回から3イニング連続で2得点で逆転し、日本ハム投手陣を攻略した。
先制を許したのはロッテ。2回に先発涌井が4番中田にレフトスタンドへの30号アーチを被弾し、1点を先制される。
日本ハム先発有原に序盤をパーフェクトに抑えられた打線だったが、4回に先頭荻野がレフト前ヒットで出ると、1死満塁から福浦が押し出し四球を選ぶ。さらにクルーズの内野ゴロの間に1点を勝ち越した。
5回には2死二、三塁から清田がセンターに2点タイムリーをはじき返し、この回で有原をノックアウト。6回には2番手谷元から2死満塁とすると、伊志嶺がセンターへの2点タイムリーを放ち、6-1とした。
大きな援護を受けた涌井は3回以降は無失点に試合を進め、7回1失点。14勝目の権利を手にしてマウンドを降りると、9回には打線がさらに4得点。救援陣が大量リードを守りきった。
この日は西武がオリックスに敗れたため、ロッテは9月3日以来の3位浮上。CS最後の椅子を争うライバル西武は全日程を終了し、残り5試合を残すロッテの勝敗次第で3位チームが決まる形になった。
ロッテのCS進出の条件は「2勝3敗」以上。4連勝中のチームにとって高くないハードルに思えるが、果たしてどうなるか。明日2日以降の戦いに注目が集まる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count