日ハム中嶋にサプライズ引退セレモニー 現役29年に「一つも悔いはない」
同僚にお願い「日本シリーズに連れて行って」、山田久志氏とマイケル中村氏も駆けつけた
日本ハムの中嶋聡バッテリーコーチ兼捕手が1日、サプライズで今季限りの現役引退を表明した。
ロッテ戦(札幌ドーム)で完敗後に本拠地最終戦セレモニーが行われ、栗山監督が「プロ野球という厳しい世界で29年間プレーし続けた中嶋兼任コーチが現役を引退します」とファンへ報告した。
中嶋本人はプレーオフが終わるまで発表を控える意向だったが、サプライズで引退セレモニーに。阪急時代にバッテリーを組んだ山田久志氏、日本ハムの元守護神・マイケル中村氏も豪州から駆けつけた。
栗山監督に呼び出され、マイクを握った中嶋は、「29年間、本当に長い間野球選手をしました。一つも悔いはありません。やり尽くしました。人に恵まれ、いろんな人と会いましたけど、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました」と引退あいさつ。
チームは2位で10日からクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(札幌ドーム)に臨む。中嶋は「最後に、僕を(CSファイナルステージが行われる)福岡に連れて行ってください。そして日本シリーズまで連れて行ってください。お願いします!」とチームメートにお願いした。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count