ホークス一筋19年・松中号泣、4三振で福岡のファンに別れ「コテンパンに…」
王会長からの花束に号泣「若い選手たちが必ず『王野球』を継承していってくれる」
ホークスのユニホームを着て、福岡での最終戦となったこの日は「7番・指名打者」で先発したが、4打席連続三振に終わった。
「今日はみなさんに最高のプレーを見せたいと思いましたが、コテンパンにやられました。ここからスタートという気持ちで悔いのないように野球をしたいと思います」
チームを牽引し続けた強打者は、この日、楽天投手陣に完璧に封じられたものの、来季以降の復活に向けて再出発を誓った。
「本当に19年間、たくさん応援していただき感謝の気持ちでいっぱいです。これからは若い選手たちが必ず、王会長が作り上げた『王野球』を継承していってくれると思います。必ず5年、10年と良いチームになると思います」
最後まで目に涙を浮かべながら、チームにエールを送った41歳は、一方で「違うチームで戦うことができれば倒しにいきます!」と宣言し、自身の活躍も約束。「本当に19年間ありがとうございました」と支え続けた福岡のファンに別れを告げていた。
セレモニーを終えると、王貞治会長から花束を受け取り、言葉をかけられて再び号泣した松中。福岡のファン、そして恩師に再び輝く姿を見せることが出来るか。まずは球団から自由契約となった後、他球団からのオファーを待つことになりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count