大一番への手応え明かす田中将大 「次は今日より絶対に良くなっている」
復帰戦で5回4失点に「全然ダメした」も「しっかり準備していく」
右太もも裏の張りで離脱していたヤンキースの田中将大投手が9月30日(日本時間1日)、本拠地でのレッドソックス戦で復帰登板に臨み、5回5安打4失点で勝敗はつかなかった。田中の降板後にヤンキースが追いついたため、黒星はつかなかったものの、試合は延長11回の熱戦の末に5-9で敗れた。
昨年に並ぶ13勝目を挙げることができず、12勝7敗、防御率3.51の成績で2年目のレギュラーシーズンは終了。チームは3連敗を喫し、球団通算1万勝はまたもお預けとなった。ただ、ワイルドカードでのプレーオフ(PO)進出へマジックは「1」としており、6日(7日)のワイルドカードゲームでは、日本人右腕の先発が確実視されている。
一発勝負の大一番に向けて課題を残す形となった田中は、登板後に「体と気持ちの準備をしっかりとしていく」と決意を明かした。
この日は初回にショウに甘く入ったスプリットをライトスタンドに運ばれ、先制3ランを被弾。3回にはオルティスに低めへのツーシームをセンター前に弾き返され、追加点を奪われた。
「全然ダメでした。全部良くなかった。コントロールができていなかった。強風の影響で修正するのに時間がかかってしまった。どのボールが使えるのか探しながら投げていた」