阪神・和田監督、気迫の猛抗議実らず…1死三塁の絶好機は併殺で無得点に

鬼の形相で猛抗議

 阪神・和田豊監督が2日のヤクルト戦(神宮)で、クライマックスシリーズ進出&ヤクルトV阻止へ、気迫の猛抗議を見せた。

 1点を追う2回1死三塁。梅野の強烈なライナーが一、二塁間へ。一塁・畠山はダイビングキャッチし、素早く三塁へ転送。飛び出した三塁走者・江越もアウトとした。

 だが、一塁塁審・柳田審判は畠山が梅野のライナーをダイレクトで捕球できなかったとして、両腕を横に広げるセーフのジャッチを見せていた。セーフの判定なら江越の本塁生還が成立し、なおも1死一塁となるところ。ここで和田監督の抗議が始まった。

 鬼の形相で猛抗議する虎将。スタンドからは「和田コール」も受けたが、10分後に無情の説明が待っていた。責任の森審判は「ただいまの打球につきまして、球審と塁審で互い違う判定が出ました。規則により、一番正しい位置で見た審判の判定を採用し、打者はフライアウト。三塁走者もアウトとし、試合を再開します」と場内へ説明。左翼席を埋めた虎ファンは黙り込み、和田監督の元気なくベンチへ引き下がった。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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