ホークス岩崎が2軍日本選手権で7年ぶりMVP 「嬉しさの反面、悔しさもある」

高卒1年目の7年前にもファーム日本一MVPを受賞 「1軍で活躍してナンボの世界」

 今季ウエスタンリーグ最多勝(10勝2敗)、最優秀防御率(1.66)、最高勝率(.833)の投手3冠を誇った右腕。8回途中で無死一、二塁のピンチを作り「代わったときは悔しかった」と悔しさを滲ませながらマウンドを降りた。

 しかし2番手の東浜がピンチをしのぎ、「ナオ(東浜)ならやってくれるなという思いと、本当に抑えてくれたので嬉しかった」。7回0/3を6安打5奪三振1四死球の投球で、選手権の最優秀選手に輝いたが、8年目の右腕は「ここで投げられたことは嬉しさもある反面、悔しさもある」と、1軍で活躍できなかった悔しさも口にした。

 実はソフトバンクが初のファーム日本一に輝いた2008年も、当時高卒1年目だった右腕は完投勝利を挙げて最優秀選手に輝いている。それだけに「1軍で活躍してナンボの世界。この悔しさを持って1軍でがんばりたい」と、1軍の舞台での活躍を強く誓っていた。

 今季、1軍では10回2/3で防御率6.75と不振だった25歳。この日も巨人2軍相手に格の違いを見せ付けていただけに、来季は1軍でのフル回転が期待される。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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