今年は多い? 相次ぐ“ドラ1”の戦力外
各球団で始まった戦力外通告…期待されながらケガに苦しんだ選手も
10月1日からプロ野球各球団で戦力外通告が始まった。まだまだ現役で続けられそうな選手や、かつてのプロ野球、アマチュア球界で名を残した選手など、様々だ。今年はドラフト1位や当時の“ドラ1”を意味する自由獲得枠の選手の戦力外が多い印象を受ける。
広島では1999年ドラフト1位の河内貴哉投手(33)が球団から来季契約を結ばないことを伝えられた。国学院久我山高時代は長身から繰り出される剛速球に魅了され3球団の競合となった逸材。1年目から1軍で登板し、2004年には8勝を挙げたが、左肩痛に悩まされた。手術もし、育成契約にもなった。4年のリハビリを経て2012年に支配下登録された。今年は4月に1試合投げたが、それが最後の登板となった。
中日では07年の大学、社会人ドラフト1位の山内壮馬投手(30)が戦力外に。12年に10勝を挙げるなど先発ローテーションを支えたが、2013年に痛めていた右肘を手術。状態は戻りつつあるため、現役続行を目指していく
巨人では久保裕也投手(35)と野間口貴彦投手(32)。久保は02年の自由枠で入団。先発、リリーフをこなした。股関節や右肘の手術などの故障や選手層の厚さから出番が減り、チームを去ることになった。野間口は04年のドラフト自由枠で入団。先発、中継ぎと起用されたが、最後の方はケガに泣いた。