今年は多い? 相次ぐ“ドラ1”の戦力外
現役引退を決めた“元ドラ1”選手も
河内、山内、久保らは手術をするほどのケガに悩まされた。彼らのような元々の能力が高い投手は、試合に投げられるまでに復帰しても、全盛期とのギャップにも悩まされ、良い時を追い求めれば、追い求めるほど調子を落としてしまうケースもあるという。
また赤川や服部らのように、入団当初は期待されても、先発右腕、左投手、中継ぎの速球派など、同じ世代、同じポジションの投手が後からどんどん台頭し、自身の立場が追いやられてしまうケースもある。たとえ能力は高くても競争に勝てなければ、チームを追われてしまう。
現役引退を決めた選手にも、日本ハムの木佐貫洋投手(35)や中日・朝倉健太投手(34)、DeNA・高橋尚成投手(40)、オリックス・平野恵一内野手(36)、楽天・斎藤隆投手(45)、永井怜投手(31)の“元ドラ1”たちが世代交代、体の限界などで退団。
今年は例年に比べ、名を馳せた選手たちが去っていくのが多く寂しいが、今後も野球界に携わり、ファンを楽しませてくれることを期待したい。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count