岩隈久志の残留は条件次第か 「彼はマリナーズに4年契約を求めてる」!?
「4年契約は年齢的に難しい」
だが、残留濃厚としながらも、条件面で乗り越えなければ壁は存在するという。
「今年、岩隈は前半戦で故障していた。だが、苦労を乗り越えて終盤にいいピッチングを見せた。岩隈から直接聞いたわけではないが、彼はマリナーズに4年契約を求めているという情報がある。4年契約は年齢的に難しいと思う。マリナーズは2年契約、もしくは2年契約に(一定の条件を満たしたら自動的に契約延長となる)ベスティングオプションを付けるという条件が妥当だと思う。そこは交渉になるだろう。
4年契約というのは選手にとって有利な契約でリスクもある。4年契約というのは難しいと思うが、その条件交渉を除いても、彼が移籍したらそれは驚きだ。彼はシアトルとマリナーズという環境に居心地の良さを感じているのは明確だ。チームも欲しい。彼も残りたい。それなら残留できると感じている」
すでに岩隈はシアトルで4年間過ごした。そして、34歳のベテランは新たにマリナーズに対して4年という長期契約を希望しているとダットン氏は語る。
岩隈は契約最終年となる今季前半戦と後半戦で明暗がくっきりと分かれた。故障に苦しんだ前半戦と、オリオールズ戦のノーヒットノーランなど圧巻のピッチングの光った後半戦で対照的なシーズンとなったが、移籍市場ではどのような評価になるのだろうか。