日ハムのCS秘密兵器は1軍未勝利右腕!? 栗山監督の心掴んだ「攻める投球」
最終戦で好投の2年目・高梨、1軍は登板2試合のみも指揮官絶賛「当然、戦力」
日本ハムのCS秘密兵器は1軍未勝利右腕か。栗山英樹監督が2年目・高梨裕稔投手をロッテとのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージでブルペン待機させる意向を示した。
高梨は1年目の14年は1軍登板なく、今季は2試合登板で0勝1敗、防御率3.68。計7回1/3で7奪三振と力のある投球を見せたが、ここまで勝ち星には恵まれていない。
5日のロッテとの今季最終戦(QVCマリン)で、4回から2番手で登板。5回に左翼・西川の失策と自身のボークが絡んで失点したが、4イニングで4奪三振無四球、無安打1失点(自責0)と好投した。
試合後、栗山監督はラストチャンスで結果を出した2年目右腕を今後の1軍練習に合流させる考えを明かした。
「良かったね。札幌へ連れて行くよ。当たり前のこと。当然、戦力だから。それを見極めるために今日は使った」
高梨は今季イースタン・リーグでは21試合登板で11勝6敗、防御率3.38と好成績を残した。2軍の先発ローテの一角を守ったが、栗山監督は救援での適正を感じ取ったという。空振りを取れるフォークに加え、最速146キロの直球でグイグイと押す投球スタイルだからだ。