日ハムのCS秘密兵器は1軍未勝利右腕!? 栗山監督の心掴んだ「攻める投球」
「流れを変えるときは守りで攻めないとダメ」
「意外とリリーフの適正があるね。(例えば、先に)5点を取られたりして、やっぱり流れを変える時は守りで攻めないとダメ。相手も真っすぐで空振りしてくれる。スピードガンでなく、球の質が良かった。あれだけ攻める投球が出来るなら考える」
千葉・土気高、山梨学院大を経て、14年ドラフト4位で日本ハム入り。全国的には決して有名ではなかったが、指揮官は一発勝負の大舞台でも関係ないと言う。
「(CSまでの実戦で試す機会はないが)CSはCSでしか試せない。CSでどうなるかが全て。CSで使った時に、こうなればいい。そこは分からない。ただ、その可能性を示したのは良かった」
山梨学院大では、巨人V9を左のエースとして支え、通算167勝を挙げた高橋一三氏(享年69歳)が監督を務めていたため、右腕は投球術などを学んだという。今年7月に心不全で他界し、天国で見守る恩師へ、最高の報告をしたいところだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count