引退の楽天・永井は現役に未練と悔い隠さず 「思うようなプレーできず…」
「復活した姿をみなさんに見せることが一番でしたが、出来なくなるのは一番の悔い」
「また、大好きな野球をここまで応援してくれた両親、いつも隣で支えてくれた家族、そして一番はファンの変わらぬ熱い声援で、みなさんのおかげで今日現役を終えることができます。本当にありがとうございました」
そして家族、ファンへの感謝も忘れなかった31歳。現役生活の終わりをかみ締めるようにして言葉を続けた。
「支えてくれたファンのみなさんに、感謝の気持ちをどのように伝えたら良いかと、常日頃から考えていました。それはプレーで示すことです。しかし、怪我から自分の思うようなプレーができず…」
自身の理想と、身体のギャップに苦悩したここ数年間。涙に声をつまらせながら、「ファンの温かい声援に応えられるようなプレーができず… 本当に申し訳ありませんでした」と悔しさを露にした。
「本当なら復活した姿をみなさんに見せることが一番でしたが、これからそれが出来なくなると思うと寂しいです。一番の悔いです」
本来なら働き盛りのはずの31歳。09年には13勝を挙げた右腕は、現役への未練を隠すことはしなかった。