同世代の名手が続々引退も…松中がSB退団&現役続行 その決断の裏側

「あ、僕のポジションはないんだな」…、悩んだ末に決断した他球団での現役続行

 13年はわずか9試合出場に終わり、10打数2安打。14年は33試合で27打数3安打。今季は開幕から2軍暮らしが続き、1軍初昇格は優勝が決まった後の9月21日の日本ハム戦(札幌D)。その後、9試合に出場したが、15打数1安打に終わった。

 来季の戦力構想からは外れ、球団からは進退を一任されていた。悩み、考え抜いた末に下した決断は、慣れ親しんだホークスを離れての現役続行だった。

「入団する時は逆指名でホークスを選んで、最後はホークスで終わりたいという気持ちはありましたけど、それ以上に野球がしたい。悔いのないような野球人生を送りたいというようなのが一番強かった」

「1軍に上げてもらい、ベンチにいた瞬間に『あ、僕のポジションはないんだな』、『僕の教えることは、全部教えたんだな』という気持ちになった」

 決断に至った胸の内を、こう明かした。

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