甲子園V投手に代表選手も…プロ志望届を提出しなかった注目選手は?
高校通算46発の早大・丸子、センバツV投手の東海大・近藤らも提出を見送り
甲子園のスター選手がこぞって進学する東京六大学、多士済々の実力派が揃う東都大学でも提出しなかった好選手がいる。
六大学では、高校通算46本塁打を放った早大・丸子達也(広陵/内野手)、甲子園に5度出場した早大・道端俊輔(智弁和歌山/捕手)、高校時代からプロの注目を集めていた明大の石井元(内野手)、海部大斗(外野手)の履正社出身コンビ、夏の甲子園で4強入りした法大・佐藤竜一郎(作新学院/内野手)らがいる。
東都では、大学でリーグ屈指の強打者に飛躍した専大・渡辺和哉(文星芸大付/内野手)、亜大・遠藤雅洋(聖光学院/内野手)、さらに亜大・桝沢怜(八王子学園八王子/外野手)は世界一に輝いた7月のユニバーシアード大学日本代表の4年生で唯一、提出しなかった。
他の大学リーグでは全国大会に4度出場し、大学日本代表候補に選ばれた福岡大の左腕・唐仁原志貴が提出せず。11年春のセンバツ優勝投手となった東海大・近藤正崇も大学で思うような実績を残せず、提出を見送った。吉永とともに、この世代の甲子園春夏優勝投手は、大卒でのプロ入りを断念することになった。
とはいえ、いずれの選手も実力はプロのスカウトも認めており、多くは社会人野球でプレーを続け、最短2年後にドラフト指名を待つことになる。