上原浩治、田澤純一は? 地元紙がPO逃したRソックスの選手をランク付け
田澤は後半戦で失速、「ガス欠は明らか。過去3年間のツケが…」
一方、後半戦に失速した田澤については、「C+」と上原よりも厳しい評価となった。3シーズン連続の60試合登板を果たしたセットアッパーだが、8月以降は失点が増加。4失点を喫した9月11日のレイズ戦を最後に、疲労を考慮されてマウンドに上がることはなかった。
61試合で2勝7敗、防御率4.14と不本意な成績に終わった右腕について、記事では「前半戦は9イニングあたりの奪三振率が10.8となっていたが、後半戦では5.7まで低下しており、支配的なリリーバーと呼ぶに相応しい活躍を見せていた前半戦からのガス欠は明らか。過去3年間で203試合に登板しており、そのツケが今シーズンに出てしまった結果となった」と指摘。ブルペンの中心的存在として欠かせないだけに、復活が期待される。
また、FA補強の目玉として加入しながら、攻守ともに低調なパフォーマンスに終止したハンリー・ラミレス、パブロ・サンドバルは、ともに「F」と厳しい評価となった。
本職が内野手ながらレフトで起用されたラミレスについて、同紙は「彼のパフォーマンスはチームにインパクトを与えるものとは言いがたいものだった。左翼手としては悲惨なものであり、起用したチームの方針同様に彼自身にも責任はある」と酷評。起用法についての責任も追求している。
また、三塁での度重なる失策でチームの足を引っ張ったサンドバルについても「その打棒と守備の両面において、開幕当初に期待されていたものからはかけ離れた結果となり、ファンの期待に応えられたとはとても言いがたい。ラミレス同様に失望感漂うレッドソックス初年度の成績となった」と指摘した。
再建に向けて若手が台頭してきたレッドソックスだが、日本人右腕2人の力は必要不可欠。地区制覇に向けては、大型契約を結んだラミレス、サンドバルの復活も待たれる。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count