地区S目前のドジャースに暗雲? 87歳の殿堂入り名物アナが休養に
「ドジャースの声」と愛された名物実況がプレーオフ不在に
9日(日本時間10日)から始まるナ・リーグの地区シリーズ(S)で東地区1位のメッツと対戦する西地区1位のドジャースに悪い知らせが届いた。ドジャースは、殿堂入りを果たしている名物キャスター、ビン・スカリー氏が検査を受けた結果、プレーオフでの実況を行わないことを発表した。MLB公式サイトが伝えている。
今年で87歳となるスカリー氏は、1950年からドジャースの専属実況として活動。1982年には野球殿堂入りも果たした名物アナウンサーだ。これまでも名門球団であるドジャースの数々の歴史を、その独特かつ穏やかな語りと共に伝えており、全米の野球ファンから「ドジャースの声」として広く愛されている。
今シーズンもドジャースの試合実況を担当。先日には67年目となる来季がキャスターとしてのラストシーズンになることを表明していたが、MLB公式サイトによると、9日朝に受けた検査の結果、プレーオフでの実況を見送ることになったという。果たしてドジャースはプレーオフを勝ち進み、ドジャーブルーの歴史の証人であるスカリー氏に朗報を届けることができるのか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count