逆王手の日ハム、レアードはホームラン確信の値千金二塁打に「ソーリー…」

8回に同点二塁打、決勝打の矢野は「レアードが目の前で“いったフェイス”していた…」

 日本ハムのブランドン・レアード内野手が11日、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第2戦で値千金の同点タイムリー二塁打を放った。チームは4-2で勝利し、1勝1敗のタイに持ち込んだ。

 試合後のお立ち台では、日本語で「アリガトウゴザイマス」と話し、スタンドの歓声に応えた28歳。「あのままでは終われなかった」と1点ビハインドの8回の打席を振り返った。

 1死一、三塁。ロッテ大谷からセンターオーバーの打球を放った直後は、ホームランを確信したかのような素振りですぐには走り出さなかった助っ人。インタビュアーにそれについて問われると「ソーリー、ア、ソーリー…」と苦笑いを見せた。

 チームは助っ人の一打で追いつくと、続く矢野の「レアードが目の前で“いったフェイス”していたので『いけ』と思っていたのですが、気を取り直して積極的にいきました」と振り返るタイムリーで、勝ち越しに成功した。

 1勝1敗と逆王手をかけた日本ハム。寿司好きの助っ人はこの日の活躍をネタに例えるように頼まれると「マグロと、サーモン、スシダイスキ」。明日以降の戦いにも「マダマダアキラメナイ」とファイナルステージ進出、そしてCS制覇に向けて日本語で意気込みを語っていた。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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