【パCS】ロッテ涌井が気迫の143球 シーズン最終戦から中5日で7回途中1失点の熱投
10回137球を投げた楽天戦から中5日で好投、勝利投手の権利持ち降板
ロッテの涌井秀章投手が12日の日本ハムとのCSファーストステージ第3戦(札幌ドーム)で先発し、143球の熱投を見せた。
初回先頭、陽岱鋼の一ゴロで一塁ベース前で転倒。その後、1死一、三塁から中田の左前適時打で先制を許したが、その後はエースの力投だった。
最大の勝負所は3回無死満塁。横浜高の後輩・近藤を投ゴロ、レアードをフォークで空振り三振、矢野を147キロ直球で二飛に打ち取った。
5、6回と先頭打者を出したが、後続を打ち取り無得点。7回1死一、二塁のピンチを招き、勝ち投手の権利を持って降板した。6回1/3で4奪三振4四球、8安打1失点の好投。2番手松永は後続を断って無失点で切り抜けた。
志願登板した6日の楽天戦(コボスタ宮城)で10回137球の熱投を実らせ、自身6年ぶり3度目の最多勝を手にした。中5日。疲労を感じさせるどころか、16番のすごみを感じさせる力投だった。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count