ロッテ、デスパイネが“下剋上”第一弾呼ぶ決勝弾も「今日は涌井に尽きる」
ファイナル進出を決める決勝弾を自画自賛「いい当たりだと思いました」
ロッテのアルフレド・デスパイネ外野手が12日、クライマックス・シリーズ(CS)ファーストステージ第3戦で決勝弾を放ち、2-1での勝利に貢献した。
日本語で「アリガトウゴザイマス」とヒーローインタビューに応え始めたキューバの大砲。「今日は本当にいい試合で、両チームともいいプレーをしていましたし、ホームランが勝利につながって本当によかった」と自身の一発が接戦にケリをつけたことに喜びを表した。
6回、前日11日に2イニングを内野安打1本に抑える好投を見せた日本ハム・有原を打ち砕くバックスクリーン左への勝ち越しソロアーチ。「確かにいい当たりでした。自分でも本当にいい当たりだと思いました」と自画自賛で殊勲の一発を振り返った。
涌井の143球熱投は「本当にすごかった。自分の力にもなりました」
そして、自身についてだけでなく、この日143球を投げ、7回途中1失点の熱投を見せた涌井の姿に「今日の涌井のピッチングは本当にすごかった。自分の力にもなりました。今日は本当に涌井に尽きると思います」と賛辞を送っていた。
これでチームはファイナルステージ進出が決定。「本当にいつも応援ありがとうございます。みなさんの応援が本当に力になります。このまま勝ち続けて優勝したいと思います」。ファーストステージ突破を導いた主砲は、力強くCSファイナルも制すことをファンに宣言した。
2005年、2010年とCSファーストステージからの日本一を達成しているだけに、“5年周期説”の実現も期待されている。キューバから来た29歳は福岡の地でも爆発できるか、注目が集まる。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count