王手のヤクルトが「断然有利」も… 日本Sへ、両チームが第4戦ですべきこと

巨人は打線の組み替えが必要か…打順ではなく「人を変えたほうがいい」

「ポイントはあそこでしたね。片岡の場面。あそこで例えば、原監督に後悔はなかったのかなと思いました。代打を出さなかったことに関してですね。手を打って、やることをやって駄目なら、それでしょうがないわけなので。あそこの場面で最善の策はピンチヒッターだったんじゃないかなと思います。

 由伸でも、アンダーソンでも、堂上でもいい、セカンドは井端が守れますからね。当たっていない片岡に対して、館山は安心して投げてました。巨人には選手がいるんですから、出し惜しみしていたらシリーズが終わってしまいます」

 4番の阿部が好調にもかかわらず、これで2試合連続無得点。確かに、何か手を打って変えなければいけないほど、重苦しい雰囲気が漂っている。

 17日の第4戦でも、巨人は勝つために打線の組み替えをするべきだと、野口氏は言う。

「何が最善の策かというのは、すでに原監督の中にあるでしょう。片岡、亀井の調子がちょっと怪しいので、そこをどうするのか。幸いにも駒はたくさんあるはずなので。(4番)阿部が絶好調で、(3番)坂本の状態も少しずつ上向いてる。(1番)立岡は相変わらず塁に出ている。そうなると、2番片岡と6番亀井のところですね。今は、状態の悪い2人が目立ってしまっている。そうしないために、駒を変えるのか、打順を並べ替えるのか。ただ、並べ替えは限度がありそうなので、人を変えたほうが良さそうな気がします」

 まさに背水の陣で臨む必要がありそうだ。

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