日ハム、今年のドラフトは高橋を1位指名へ オコエ、上原が外れ1位候補
秋田商高の左腕・成田もリストアップ
オコエは50メートル5秒96で走る抜群の身体能力に加え、今夏の甲子園、U-18W杯では攻走守で沸かせた。「ポスト陽岱鋼」の素質は十分。大渕スカウトディレクターもこれまでに、「スター性を持っているとすごく感じた。(甲子園で)走っただけで(観客が)騒いだ。(他球団に交渉権を)2位で取られたら、悔しい選手」と話している。
明大・上原は190センチの長身から最速151キロの直球を投げる。編成担当者も「あれだけスケールの大きい左腕はいない」と評価は高い。チームも左腕が手薄な状況とあって、外れ1位で指名する可能性は十分だ。
高校生投手では秋田商高・成田翔投手をリストアップ。身長168センチながら、最速146キロの伸びる速球とスライダーが武器。今夏の甲子園でチームを80年ぶりの甲子園8強に導き、侍ジャパンU-18に選出された。花巻東・高橋樹也投手、東農大北海道の井口和朋投手も指名候補となっている。
ここまでのスカウト会議でドラフト候補を70人にまで絞り込んでいる。スタメンには大阪桐蔭、横浜、智弁和歌山など名門高校出身の選手が並び、若手育成に定評がある日本ハム。今年も楽しみなドラフトとなりそうだ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count