オリのドラフト1位候補は即戦力投手ではない!? 「4番打てる打者が欲しい」
吉田を指名すれば1本釣りの可能性が高いが…
フロント陣がドラ1候補に挙げた吉田は身長こそ172センチと小柄ながら、打撃に関してはアマチュアNO1と言っても過言ではない。直球、変化球にも対応できるミート力にソフトバンク・柳田ばりのフルスイングでボールを捉える技術も持ち合わせている。
高校は福井の名門・敦賀気比高校。通算52本塁打を放つなど高校時代からプロの注目を浴びていた。大学では日本代表の4番を務め、8月26日に甲子園で行われたU-18日本代表との壮行試合では2打席連続本塁打を放ちスカウトたちをうならせた。
他球団のドラフト戦略を見てみると…
楽天 仙台育英・平沢
日本ハム 県岐阜商・高橋
西武 富士大・多和田
ヤクルト 明大・高山
この4球団は、現状1位指名選手が濃厚となっている。その他のチームも大学、社会人の即戦力投手、東海大相模・小笠原、驚異の身体能力を誇る関東第一・オコエらの指名が予想される。
仮にオリックスがこのまま青学大・吉田を指名すれば一本釣りに成功する可能性は非常に高くなるだろう。だが、筋書き通りにいかないのがドラフトだ。当日は裏の裏をかいたビックリするような選手の名前が挙がっているかもしれない。
【了】
フルカウント編集部●文 text by Full-Count