タイガースの左腕ノリスが甲状腺癌を告白 「克服するために手術を受ける」

タイガースも声明「我々の祈りは彼と共に」

「驚きだったけれど、奇妙な感覚でもあった。すぐに今季のプレーをストップし、摘出するという選択肢もあった。でも、別の医師の診断では今季終了後まで待てるということだったので、勇気が出た。ひたすらプレーを続ける。野球があるからこそ自分は正気を保つことができた。ギリギリな状況でも、フィールドにいる間は結果はともかく、病気を忘れることができた。

 最終的には3Aから(メジャーに)復帰するために努力した。神のおかげでそのチャンスを生かし、タイガースでメジャーに復帰することができた。だからそう、祈りの力なんだ。それで今季、僕は乗り越えてきた。そして、シーズンは終わった。問題を解決する時がやってきた。100パーセント癌を克服するために手術を受けることになりますが、だからこそ僕の復帰に祈りをお願いします」

 ノリスは心を打つ告白をこう締めくくっている

 MLB公式サイトによると、トレード当時のタイガースのGM補佐、アル・アビラ氏はノリスの病状を事前に理解していたとして「ダニエルの個人的な問題だが、我々もトレード前に分かっていた。我々は彼が完治し、スプリングトレーニングで合流できると信じている」と語ったという。

 タイガースは公式ツイッターで「ダニエル・ノリスに対する溢れるような皆様の支援に感謝します。我々の祈りは彼と共に」と声明を発表した。若き左腕の復活を誰もが祈っている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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