5年目指揮決定の日ハム栗山監督、テーマに掲げた「喜怒哀楽」に秘めた思い

続投には迷いも…、「自分の中では4年で1度監督を辞めたと思っている」

「こうして欲しいと、はっきり口にする。より分かりやすくしなきゃいけない。自分自身が素に戻って、こういう野球を目指し、こういう選手にしていくというものを明確にしていけば、本来持っている力を出し尽くしてくれると信じている。秋の練習からはっきりお願いしていこうと思う」

 来季続投には迷いもあったという。それだけに、リーグ優勝への決意と覚悟はより強くなった。

「来年も自分がやるべきなのかを考えた。ただ、自分の出来ることはまだまだあると思った。自分の中では4年で1度監督を辞めたと思っている。(各選手との個人面談で)新監督になったつもりで話をしてくれ、と言っている。

 この経験をいい意味で生かして、また新しく新鮮に、がむしゃらにやっていく。(来季は)楽しみだけど、責任の方が重い。いつも不安が先立つが、責任を感じる。みんなに喜んでもらえるチームにならないと。それだけしかない」

 04年の北海道移転後では最長となる5年目の指揮となる。熱い思いで、チームを前へ進めていく。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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