ロイヤルズが2年連続WS王手 大敗ブルージェイズはPS史上初めて野手が登板

ロイヤルズは14得点と打線が爆発、ブルージェイズのペニントンは野手として史上初のPS登板

 ア・リーグ優勝決定シリーズ第4戦(7回戦制)が20日(日本時間21日)に行われ、ロイヤルズが敵地でブルージェイズに14-2で大勝し、3勝1敗として2年連続でのワールドシリーズ(WS)進出に王手をかけた。

 ロイヤルズは初回から猛攻を仕掛けた。先頭のエスコバーがヒットで出塁すると、ゾブリストが先発ディッキーから右中間への2ランを放ち先制。続くケインは四球を選び、ホズマーのセンター前ヒットで無死一、三塁。ここでパスボールからケインが生還。その後、1死三塁となってムスタカスがセンターへの犠飛を打ち、初回に一挙4点を先制した。

 2回にはリオスのソロで1点を追加。ブルージェイズは3回にドナルドソンのタイムリーツーベースなどで2点を返すも、ロイヤルズは終盤に突き放す。

 7回、エスコバーの犠飛、暴投で2点を加えると、ケインのタイムリー、ホズマーの犠飛でこの回も4得点。8回にエスコバーの犠飛、ケインの2点タイムリーで3点を奪うと、9回にもエスコバーの2点タイムリーが飛び出した。

 ロイヤルズは、エスコバーが4打点、ケインが3打点をマークするなど、敵地で打線が爆発。一方、ブルージェイズは投手陣が炎上し、最後はポストシーズン(PS)にもかかわらず野手のペニントンが登板。MLB公式サイトによると、PSでの野手の登板は史上初の事態となった。ペニントンは2安打を浴びながら、打者1人を打ち取った。

 14-2と圧勝したロイヤルズは、2年連続でのWS進出に王手。第5戦は21日(同22日)に同じロジャース・センターで行われる。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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