「晴れ、ところにより紙吹雪」再現なるか メッツPS躍進の鍵は豪腕先発陣
躍進支える先発陣は、平均94マイル以上の若手豪腕
レギュラーシーズン後半からのメッツの勢いを支えた土台として、シーズン途中加入のセスペデスの爆発(57試合で17本塁打、44打点、OPS.942)や、ポストシーズン(PS)新記録の6試合連続本塁打という神懸り的な打棒でリーグ優勝決定シリーズMVPに輝いたマーフィーに注目が集まるが、メジャー屈指の呼び声も高い若手先発投手陣の好成績が一段と目を引く。
○デグロム(27歳)
14勝8敗 防御率2.54(PS3勝0敗)
○ハービー(26歳)
13勝8敗 防御率2.71(PS2勝0敗)
○シンダーガード(23歳/新人)
9勝7敗 防御率3.24(PS1勝1敗)
○マッツ(24歳/新人)
4勝0敗 防御率2.27(PS0勝1敗)
全員が27歳以下であり、マッツ以外の3人は直球の平均球速が95マイル(約153キロ)以上、最速100マイル(約161キロ)近くで、豪腕の名に相応しい面々となっている。唯一の左腕であるマッツにしても平均球速は94マイル(約151キロ)と平均以上の数値である。
記事では速球派投手は一般的に試合の主導権を握る上で欠かせない要素と位置づけている。メッツのPS開幕から7試合目までのチーム打率は.212という低水準であった反面、先発投手陣の防御率はPS進出チームでベストの防御率2.74)、対OPS.595、被本塁打42回1/3分でわずかに1本。先発陣の好投がこの期間に5勝を挙げる原動力となり、PS全体の流れを引き寄せたことは明白としている。