ヤ軍GM、田中将大の手術が大事ではないことを強調 「お決まりの手術」
右肘の遊離軟骨除去手術、昨年負傷の靭帯は「以前と同じ状態」
ヤンキースの田中将大投手が、右肘の遊離軟骨除去手術を受けた。ブライアン・キャッシュマンGMは「お決まりの手術」と語り、大事ではないことを強調したと地元紙「ニューヨーク・タイムズ」が報じている。
チームは20日、田中が楽天時代から存在していた遊離軟骨の除去手術を受けたと発表。現在、同じニューヨークを本拠地とするメッツのメディカル責任者、デビッド・アルチェック医師が執刀し、6週間後に筋トレや投球練習などを再開する。スプリングキャンプには間に合う見込みとしている。
チーム強化責任者のキャッシュマンGMは「これはお決まりの手術だ」と語ったという。シーズン中には「ネズミ」と呼ばれる遊離軟骨による肘の痛みを訴えていなかったが、ケーシー・クロース代理人と田中がシーズン終了後に痛みについて打ち明けてきたという。記事によると、ヤンキース、田中、代理人の3者で肘の具合を検討し、手術を受けることに決めたと同GMは語っている。
また、昨年7月に発覚した右肘靱帯部分断裂について、同GMは「回復はしていなくても、以前と同じ状態だ」と悪化していないことを強調したという。
今季、3年ぶりとなるプレーオフ進出を果たしたヤンキースだったが、ワイルドカードゲームでアストロズに敗戦。田中はこの試合で先発し、5回2失点のピッチングで負け投手となっていた。
肘の遊離軟骨を取り除いた右腕には、来季もヤンキースの先発ローテーションの柱としての期待が集まっている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count