日ハム栗山監督がドラフト総括 高橋は逃すも…「当たり外れではない」
“外れ外れ1位”で明大・上原を指名、「僕的にはすごく良かった」
日本ハムの栗山英樹監督が、2015年ドラフトを総括した。
日本ハムは県岐阜商・高橋純平投手、東海大相模・小笠原慎之介投手と外し、“外れ外れ1位”で明大・上原健太投手を指名した。
栗山監督はクジ引き役を買って出た13年に5球団が競合した桐光学園・松井裕樹投手らで3連敗。14年に続き、“クジ引き戦力外”で挑んだ今年はまさかの2連敗となった。
自他ともに認める負けず嫌いの指揮官だが、その胸中は?
――思い通りにいかない展開だった。
「そうですね…。ある意味、シミュレーション通り。2回うまくいかなかったけど、チーム方針として左投手というのもあった。僕的にはすごく良かった」
――外れ外れ1位となった。
「それは“当たり当たり”の方がいいに決まっているけど、これは縁。当たり外れではない。どんなチームに縁があるかということ。(17、18日の)東京六大学2試合を見に行くのは何かがあるんだろうね。途中から、そんな感じなのかな、と見ていた」
――高校生投手で2回外し、さらに投手で押した。
「うちが公言してきた2人がいたが、上原くんも(リストの)相当上にいた。先週末、(自身が)東京六大学野球を見にいった縁もあった。最終的に投球を見ることが出来て、うちにどうしても必要な素材だと確認できていた。いい感じです」
――県岐阜商・高橋純平の評価はどうだったのか?
「スケール感、将来性、野球の考え方。ウチの投手に来ても先発ローテでやっていけると感じた。ただ、同じような選手が何人かいる。(結果的には)すごくいいと思った」