大谷だけじゃない 日ハム、平沼をドラフト4位指名で二刀流“量産”も?
選抜V右腕・平沼は内野手として指名も、栗山監督「起用法はこれから」
二刀流が大量出現? 日本ハムは22日のドラフト会議で、選抜V投手の敦賀気比・平沼翔太内野手をドラフト4位で指名した。
平沼は高校通算26本塁打でミート力の優れた左打者だ。甲子園には14年夏、15年春夏と3度出場。打率3割7分5厘、出塁率4割9分の好成績を残した。さらに、50メートル5秒9、遠投115メートルと抜群の身体能力を残り、国体では遊撃で初出場した。
だが、投手としての才能が捨てがたいのも事実。最速144キロの直球、スライダー、チェンジアップ、90キロ台のカーブを制球良く投げる。打者との駆け引きもうまく、15年春には全国制覇。甲子園では通算10勝2敗、防御率2.64と実績十分だ。
ドラフト以前から投手よりも打者の評価が高かった平沼。それでも、栗山監督と大渕スカウトディレクターは内野手として指名した平沼の二刀流の可能性を示唆した。
栗山監督「平沼はどうしても欲しかった選手。(4位まで)よく残ってくれていた。起用法はこれから。本人が『投手をやりたい』という思いも聞いているし、これからいろんな話を聞いていきます」
大渕スカウト「平沼は打撃がすごい。甲子園優勝投手と勝負運も持っている。(内野手は)素人から始めますけど、やり遂げてくれる強い物を感じている。二刀流? それは入ってからになる。まずは本人に内野手をやってもらう覚悟をしてもらうので、あえて内野手で指名した」