30年ぶり世界一へ、ロイヤルズが2年連続WS進出 川崎宗則所属のブ軍は敗退

雨で中断後にホズマーが決勝打、ブルージェイズはバティスタが2本塁打も及ばず

 ア・リーグ優勝決定シリーズ第6戦(7回戦制)が23日(日本時間24日)に行われ、ロイヤルズが本拠地で川崎宗則内野手の所属するブルージェイズに4-3で勝利。4勝2敗として2年連続4度目のリーグ制覇を果たし、ワールドシリーズ(WS)に進出した。

 ロイヤルズは初回、先発プライスからレイズ時代にチームメートだったゾブリストがレフトスタンドへのソロを放ち、先制に成功した。

 さらに、2回にはムスタカスが右中間スタンドへと打球を運んだ。ホームランとコールされたものの、フェンスぎりぎりの位置でファンがキャッチしていたため、ビデオ判定に。結果は変わらずにホームランが認められ、追加点を奪った。

 一方、ブルージェイズは4回にようやく反撃。好投していたロイヤルズ先発ベンチュラからバティスタがレフトへ豪快な一発を放ち、1点差とした。

 7回、ロイヤルズは無死一塁からペレスがレフトへ大飛球を放つが、これはリベアがスーパーキャッチ。2死二塁となってから、ブルージェイズは2番手サンチェスにスイッチしたが、リオスにタイムリーを浴びて3点目を奪われた。

 しかし、ブルージェイズの主砲のバットが8回にも火を噴く。1死一塁の場面で、バティスタがロイヤルズの3番手マドソンからレフトへ同点2ラン。試合を振り出しに戻した。その後、1死一塁となったところで、ロイヤルズはデービスを投入。守護神は後続を断った。

 ここで、カンザスシティーは激しい雨が降り始めて中断。流れが再び変わる。45分間の中断から再開した8回、ブルージェイズは守護神オスーナをマウンドに送るも、先頭のケインに四球を与える。ここでホズマーがライト線へヒット。ケインは一塁から一気に生還し、勝ち越しに成功した。

 9回、ロイヤルズは続投したデービスがピンチを迎えるも無失点に抑え、4-3で勝利した。

 ロイヤルズは、ワイルドカードから勝ち上がった昨年に続いて2年連続のリーグ優勝&WS進出。青木宣親を擁した昨年のWSは3勝4敗でジャイアンツに敗れたが、今年はメッツを相手に1985年以来30年ぶりの世界一を目指す。

 WS第1戦は27日(同28日)。ロイヤルズの本拠地カウフマン・スタジアムで開幕する。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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