日ハム残留のレアードに宿る“ヤンキー魂” 常に明るさを失わない理由とは
「ジーターやAロッドが野球を楽しんでいるのが印象的だった」
――この明るさは野球を始めた時からか? それとも誰かに学んだのか?
「小さい頃から明るかったと思うが、メジャーリーグで特に感じたことなんだ。大リーグに昇格して、ヤンキースのA・ロドリゲスから『楽しんで野球をすることが大事だよ』と言われたんだ。『子どもの頃の感覚に戻って野球をやるのが大事だ』と。 その感覚でやろうとすると、自分も落ち着いてプレーできる」
――07年MLBドラフトでヤンキースから27巡目で指名され入団。ヤ軍ではメジャーで11年の11試合に出場しただけだが、そこで学んだことは大きいか?
「ジーターやAロッドら実績のある選手が、試合中は野球を楽しんでいるのが印象的だった。そのような方々と野球をやらせてもらって、逆に楽しまないともったいないとも思ったね。ジーターやAロッドはキャリアの長い選手ですし、すごく尊敬している。一言一言が今の自分のためになっている」
――日本ハムで打てない時も、あえて明るく振る舞っていたのか?
「自分が落ち込んでいることで、周りを引き込みたくない。現にシーズン序盤に打てなかった時に、首脳陣から自分の明るさを買っていただいた。チームが勝てない時も明るくやることが、いいチームメートになる条件だと思っている」
チームメートだけでなく、寿司パフォーマンスでファンのハートをがっちりつかんだ。2016年も“寿司男”のバットに注目だ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count